シニアのお困りごとは「お手伝いほかほか 姫路店」で解決

 私の母親は近年流行した病に倒れました。そして残された90歳近い父親は健在で、ひとりで生活をしています。

 健在とは言いつつもやはり高齢であるため、トイレや床の掃除は行き届かない、お米やお酒など重たいものは買ってきてほしいと頼まれる、食べたいものがあれば買い物は一緒に行く、料理は手間なようで栄養が偏る(時には何も食べない日もある)、照明が切れたら買ってきて交換する。 近くに住んでいるから毎週様子を見がてら、一緒にご飯を食べたり、いろんな話をしたり、一緒にテレビを見て議論したりしていますが、 遠くに住んでいる人はこういったことをしてあげたくてもなかなかできなくて、心苦しい想いをしているんだろうなとも思っています。

 では一緒に住んだら解決する、という方もいらっしゃいますが、住み慣れた土地や住まいを年老いてから離れることはすごく抵抗されます、嫌がられます。 また一から近隣の施設やお店を覚え、言葉をなじませ、トイレお風呂の場所や使用方法を学ぶことはいくつになっても大変です。

 では家族で実家に引っ越ししたら、という方もいらっしゃいますが、仕事や子どもの学校が現実問題として立ちふさがってきます。 このようなことをキッカケに世の中に私たちと同じような方はたくさんいらっしゃるのではないか、と考えることに至りました。

 日本は人生100年の時代に突入しました。長寿国として世界的にも認識され、平均寿命はランキングトップ3に入るほど伸び続けている一方、 数字としてはたしかに伸びていますが、実態は誰もが健康で文化的な最低限度の生活を営んでいるかといえばそうとは言えません。 病院や介護施設に入ったまま自由な生活ができていない、自宅で一人暮らしをしているが手が行き届かないため決して文化的とは言えない生活を送っている、などを目の当たりにしてきました。

 1970年の高齢化社会を皮切りに、1994年の高齢社会を経て、2007年に超高齢社会へ推移しました。65歳以上の人工割合は今や30%弱となり、2060年には40%に達すると予測されています。 平均寿命は延びましたが厚生労働省は健康寿命「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を定義し、国民一人ひとりの生活の質を維持し社会保障制度を持続可能なものとするため、10歳ほどある健康寿命と平均寿命の差を縮めようとしています。

 片や介護業界では「リハビリを提供しただけ」でもらえる報酬の時代は終わりを迎え、「リハビリを提供したその効果」に対する報酬の時代に突入しています。 介護施設への入居も要介護度が引き上げられるなど、行政は自立支援を基本方針としてきましたので、そのため自宅で生活をするシニア・高齢者がますます増えていくと予測できます。 では自宅で生活を送るシニア、高齢者を支援、サポートする仕組みが行政にできているかというと、残念ながらまだまだ追いついていないのが実情と思えます。 デイサービス、在宅訪問介護などの需要が高まりながらも、施設だけでなく人材不足に悩まされています。

 このような実体験や世の中の状況、背景から当社が何か力になれないかと考え、高齢者のQOLが向上し、自立して活力ある生活、充実した生活、生きがいや満足な人生を送ることができるようなお手伝いを行うこととしました。 一人暮らしの高齢者、遠方で離れて暮らす高齢の親御さん、介助の度合いは低いが心配な要支援の方などの生活の支援・サポートをしております。
また隣近所とのふれあい、関わり合いが薄くなっていく中で、近くに頼れる誰かがいるから生きれる、生活できるような高齢者が安心できる環境も提供できるのが当社の強みと考えています。 安心して楽しく充実した人生を送ることができるシニア/高齢者の方々が増え、より活力がある世の中になれるように、皆様のお力やお気持ち全てに感謝し、当社に関わるすべての人を全力で支援・サポートをしてまいります。

野中 真里子